2015年3月17日火曜日

シナリオ・脚本の基礎を学ぶ:書くために押さえておくべき技術とは?

どうも、ノンジャンル人生です。
ブログに引っ越しと同時期に、自宅改修のための引っ越しをしました。
つかれました。


えーと、今日はシナリオ・脚本の話でもしましょうか。
去年の10月くらいから、シナリオ・脚本の書籍読みまくっています。物語を作りたい欲求とは裏腹に、筆がまるっきり進まなかったからです。それで頭を切り替え、知識を得ることにしました。


とは言うものの、本屋にはシナリオ関連書籍はあまり置いてなく、かといって内容を確認できない本をネットで注文するのも怖いので(1冊の単価が高めなんで…)、図書館にあった本を片っ端から借りました。

結果、いろいろな知識を得ることができました。特に目からウロコだったことは、シナリオは「才能」ではなく「技術」によって書くものだということです。読んだ書籍の多くでは、シナリオは才能があればかけることを否定しています。訓練、または知識によって習得していくものだと書かれているのです。

シナリオの技術書というものは、だいたい2種類に分かれています。ひとつは、どのようにドラマを作るかについて書かれた本。もうひとつは、シナリオ全体の構成をどう作るかについて書かれた本。片方に特化しているものもあれば、両方について書かれているものもあります。

まず、ドラマについて。シナリオで最も重要なことは、「葛藤」です。これはほぼすべての本で書かれていました。つまり、物語の主人公や登場人物に障害が立ちふさがり、それと対立したり解決しようとすることが、話を進行し、面白くする最大の要素なのです。なんの問題もなく主人公に目的を達成させては、物語が平坦になってしまいます。読み手や観客をワクワクドキドキさせるためには、障害による抑圧と、決着による開放感が必要です。書籍では、葛藤を起こすためにいかに登場人を動かすかが書かれています。

次に構成。シナリオは、起承転結、または三部構成となっています。このふたつ、ほぼ一緒のものです。
展開としては、
①主人公の現在の状況が描かれる。いつのどこが舞台なのか、どんな人々がまわりにいるのか、主人公はどんな境遇にあるのかが分かる。
②主人公に事件が起きる。これによって問題が発生し、主人公の取り巻く状況が大きく変わる。
③主人公は問題を解決するため行動し、決着がつく。

以上です。②の部分で主人公は葛藤を繰り返し、クライマックスに向かって目的達成の欲求を深めてゆきます。そして決着がつくことで、観客は余韻に浸ることができるのです。

簡単まとめるとこんな感じでしょうか。あくまでも読んだ一部をピックアップして自分用にまとめたものなので、シナリオ・脚本の勉強をし始める方は、ぜひ自分で本を読むことをオススメします。

個人的に役に立った書籍は
「シナリオの基礎技術」
映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術

どちらも有名な書籍ですが、入門編ということでわかりやすいです。個人的にはシド・フィールドの方を先に読むと、シナリオの構造の全体が俯瞰でき、シナリオの基礎技術を読んだときに深く理解できました。

他にも学んだことは多く、紹介しきれませんね。
今後も色々書いていこうと思うので、よろしくお願いします。