今年も無事(?)酔っ払ったので、続きです。
2016年、ひたすら追いかけていたのは『メイジの転生録』でした。リリース後も勢いが衰えることを知らず、うちのTLではファンイラストがほぼ毎日のように流れてきました。数時間ほどのけして長くないシナリオで、これだけプレイヤーを魅せてくれるのは、やはりそのセンスがなせる業だと思います。TLの方たちとジョークを言い合えるのはやはりメイジシリーズのおかげで、一年間を楽しく過ごせることが出来ました。
そして作者様によると、次回作『メイジの百騎録』も制作中とのこと。転生録の直接の続編です。本編後なので色々ネタバレ防止のため動画は載せませんが、次回もフルスロットルな内容になりそうです。
ということで、私が描いたファンアートも載せたいと思います。メイジの転生録一周年記念イラストです!
ピクシブ:http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=60563414
今後もメイジの転生録が多くのプレーヤーを楽しませることを祈っております。作者様本当にありがとうございました!!
最後に、今年のRPG界隈を振り返ってみて。今年のフリゲは長編より中編・短編が元気な年でした。短編と言っても完成度が高いものが多く、特にマップ・シナリオ・戦闘バランスにこだわったものが多いように見えました。ただ創作界隈の状況を観察していると、来年のフリゲ界隈は大作が勢揃いする可能性があります。大本命は西高科学部の『フシギセブン』でしょう。もちろんそれだけでなく、完成を間近に控えたRPGが何本かあります。それぞれがどの時期に来るか分かりませんが・・・来年は凄い事になりそうです。
インディーズでは、ともかく『Undertale』一色の年でした。怒涛のファンイラスト、絶賛と悲鳴の声が定期的に上がり、Twitterにいるとその人気がいかに凄いが分かります。しかし!アンテは公式翻訳がまだな上、コンシューマー機には移植されていない状況です。もしも両方がかなった場合、今後どれほどの影響力を持つか未知数。私は買って以降序盤しか触っていませんが、公式翻訳を待ってプレイしようかなと思います。
一方コンシューマーは、FFXV、ペルソナ5、サガスカーレットグレイスが無事発売されました。・・・FFXVが年内発売されて安心しました。残念ながら手持ちのゲームに手一杯でそちらまで触る余裕は出来ませんでした。悲しい。他にも何作かシリーズものが出ましたが、FFやP5に比べると話題性と売上に乏しい印象。来年度以降のRPGで発表されているものも少ないので、しばらくは実りの少ない時期が続くかもしれません。
ただし、来年予定されているドラクエXIのPS4&3DS版の完成度が想像以上に高く、期待に胸が膨らむばかりです。毎回発売される度に国内ハードでのソフト売上を更新してくれるので、今回も頑張って頂きたいです。
以上!
今年もRPG界隈の発展を祈って、今年のブログを締めたいと思います。一年間大変お世話になりました。来年もまたよろしくお願いします。それでは良いお年を!!
ノンジャンル人生
2016年12月31日土曜日
2015年7月29日水曜日
電撃発表された『ドラゴンクエストⅪ』から、ドラクエの販売戦略を紐解く
どうも、ノンジャンル人生です。いやー、とんでもないニュースが入ってきましたね。国内RPGにおける金字塔「ドラゴンクエストシリーズ」の最新作が公式の場で発表されました。タイトルは『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』。しかもソニーの据置機、任天堂の携帯機への変則的な提供は衝撃的でした。PS4と3DSの画面を見てさらに驚愕!簡単には説明できないので、ドラゴンクエストのハード移行の歴史を紐解きながら解説してゆくます。相変わらず疎い知識で語るので、間違いや抜けがあればご了承を。
まず、「ドラゴンクエストシリーズ」がどういった経緯で普及していったのか、簡単にまとめてみます。
①ファミコンで1から4までが発売され、爆発的な人気を博す。社会現象とまで呼ばれる。
②スーパーファミコン5・6とロト3部作のリメイクが発売され、RPG黄金期を支える。
③プレイステーションの7では、FFシリーズに遅れをとるもハード最大のソフト売上を記録。4をリメイク+初の追加シナリオ。
④プレイステーション2で5リメイクと8が発売され、8が再びハード最大のソフト売上を記録。エニックスとスクウェアが合併。
⑤ニンテンドーDSで4から6までのリメイクが発売。同機で9が発売され、ドラクエ史上最大のヒット作になる。
⑥25周年でWiiにロト三部作のFC・SFC版をセットにしたものを発売。Wiiでドラクエ10が発売(後にWiiUとPCでも発売)。10は初のオンラインタイトル。
⑦スマートフォンでシリーズを移植。3DSで7と8をリメイク。
(リメイク・移植は他にMSX・GBなどもあり)
ひと通り流れをみると、ある特徴が分かります。それはその時期に最も売れているハードでナンバリングタイトルを出すということです。ハードが任天堂機やソニー機、据置機や携帯機とガンガン変わっているのにも理由があるんですね。また、リメイクを定期的に出し、昔ドラクエを遊んだファンだけでなく、まだドラクエを触ってない世代にも普及させようとしているのが見受けられます。スクウェア・エニックスはとても手堅い販売戦略を展開してきたと思います。
しかしここで大きな問題が生まれました。それは「ドラクエに対してユーザーが求めるものが乖離し始めた」ことです。ゲームハードの進化は、美しいグラフィックと高度な処理をもたらしてくれました。ドラクエも7以降マップが3Dとなり、より広大な世界を冒険出来るようになりました。一方、3D化した表現の違和感に対して「これはドラクエではない」と訴えるユーザーが出てくるようになりました。彼らにとってドット絵のドラクエは原体験であり、ドラクエに対し本当に求めているものなのです。また、国内ではソニーと任天堂の両メーカーに対するファンは根強く、自分の所持するハードに来てほしいと願っています(ハード戦争とネットでは言われていますが、あまり出費をしたくないというのが一般ユーザーの本音だと思います^^;)。さらにゲームはじっくり据置機で遊びたい派とパッと手軽にプレイできる携帯機で遊びたい派もいます。これらの問題により、ファン同士の対立やメーカーに対する批判が生まれてしまいました。彼らの言い分は常に、「(自分の対立側)のせいで、ドラクエはダメになった!」というものです。全てドラクエそのものに対する“愛”ゆえなため、解決は難しかったんですね。
そんな状態で発表されることになったドラクエ11、正直自分は今回の発表で対立が一段と深まるのではと思っていました…が、まさか先ほど挙げた「グラフィック表現の対立」「ハードメーカーの対立」「据置機と携帯機の対立」を全て解消してしまうとは、さすがに腰を抜かしました。
まずPS4では海外メーカーに負けないほどの美しいグラフィックを再現しています。光や空気感をも意識して作られており、すぐにでも冒険してみたいというワクワク感があります。また戦闘の形式は従来のドラクエと同じなので、高度なグラフィックのまま誰でも遊びやすくなっています。現在のPS4の洋ゲーの多くがライトユーザーに敷居が高いことを考えると、国内メーカーだからこその配慮を感じられます。
次に3DSでは上画面をデフォルメされた3D、下画面をSFC時代のような2D で表現しています。これが当日一番驚いたことです。今まで携帯機ドラクエで培ってきたノウハウを生かしつつ、古参ユーザーを満足させる表現もしています。さらに戦闘画面は3D・2Dを切り替え可能!自分の好きな方式でドラクエを遊ぶことが出来ます。高性能のPS4とはまったく違う、3DSの特性を上手く活かした作りは、まさにアイデアの勝利であると思います。
2つの機器での発売は、PS4は海外を、3DSは国内を意識した販売戦略でもあります。ただファンのためだけではなく、ドラクエの販路拡大をしっかりと見据えていることが分かります。これだけ多くの要素を同時に解決したのは凄いですね。
ここまでドラクエ11を絶賛してきましたが、まだまだ第一報でしかありません。本当にファンの期待に答えられるものかどうかは、ストーリーやゲームシステムなど、ハードやグラフィック以外の要素が絡んできます。しかし今回は30周年だからこそ気合が入っているのがひしひしと感じられます。いちRPGファンとして、続報を暖かく見守ってみようと思います。
【おまけ】
NXでの販売を検討していると、最後にさらりと爆弾発言をしましたね。NXが任天堂第三のハードとして売る予定であることから、現行機種とはまったく違うアミューズメント型のパターンもあるのではと思っていましたが、ドラクエが出るとすると違うでしょうね。そうなるとやはり据置と携帯の複合型が近いのか…?本当に謎なハードです。
まず、「ドラゴンクエストシリーズ」がどういった経緯で普及していったのか、簡単にまとめてみます。
①ファミコンで1から4までが発売され、爆発的な人気を博す。社会現象とまで呼ばれる。
②スーパーファミコン5・6とロト3部作のリメイクが発売され、RPG黄金期を支える。
③プレイステーションの7では、FFシリーズに遅れをとるもハード最大のソフト売上を記録。4をリメイク+初の追加シナリオ。
④プレイステーション2で5リメイクと8が発売され、8が再びハード最大のソフト売上を記録。エニックスとスクウェアが合併。
⑤ニンテンドーDSで4から6までのリメイクが発売。同機で9が発売され、ドラクエ史上最大のヒット作になる。
⑥25周年でWiiにロト三部作のFC・SFC版をセットにしたものを発売。Wiiでドラクエ10が発売(後にWiiUとPCでも発売)。10は初のオンラインタイトル。
⑦スマートフォンでシリーズを移植。3DSで7と8をリメイク。
(リメイク・移植は他にMSX・GBなどもあり)
ひと通り流れをみると、ある特徴が分かります。それはその時期に最も売れているハードでナンバリングタイトルを出すということです。ハードが任天堂機やソニー機、据置機や携帯機とガンガン変わっているのにも理由があるんですね。また、リメイクを定期的に出し、昔ドラクエを遊んだファンだけでなく、まだドラクエを触ってない世代にも普及させようとしているのが見受けられます。スクウェア・エニックスはとても手堅い販売戦略を展開してきたと思います。
しかしここで大きな問題が生まれました。それは「ドラクエに対してユーザーが求めるものが乖離し始めた」ことです。ゲームハードの進化は、美しいグラフィックと高度な処理をもたらしてくれました。ドラクエも7以降マップが3Dとなり、より広大な世界を冒険出来るようになりました。一方、3D化した表現の違和感に対して「これはドラクエではない」と訴えるユーザーが出てくるようになりました。彼らにとってドット絵のドラクエは原体験であり、ドラクエに対し本当に求めているものなのです。また、国内ではソニーと任天堂の両メーカーに対するファンは根強く、自分の所持するハードに来てほしいと願っています(ハード戦争とネットでは言われていますが、あまり出費をしたくないというのが一般ユーザーの本音だと思います^^;)。さらにゲームはじっくり据置機で遊びたい派とパッと手軽にプレイできる携帯機で遊びたい派もいます。これらの問題により、ファン同士の対立やメーカーに対する批判が生まれてしまいました。彼らの言い分は常に、「(自分の対立側)のせいで、ドラクエはダメになった!」というものです。全てドラクエそのものに対する“愛”ゆえなため、解決は難しかったんですね。
そんな状態で発表されることになったドラクエ11、正直自分は今回の発表で対立が一段と深まるのではと思っていました…が、まさか先ほど挙げた「グラフィック表現の対立」「ハードメーカーの対立」「据置機と携帯機の対立」を全て解消してしまうとは、さすがに腰を抜かしました。
まずPS4では海外メーカーに負けないほどの美しいグラフィックを再現しています。光や空気感をも意識して作られており、すぐにでも冒険してみたいというワクワク感があります。また戦闘の形式は従来のドラクエと同じなので、高度なグラフィックのまま誰でも遊びやすくなっています。現在のPS4の洋ゲーの多くがライトユーザーに敷居が高いことを考えると、国内メーカーだからこその配慮を感じられます。
次に3DSでは上画面をデフォルメされた3D、下画面をSFC時代のような2D で表現しています。これが当日一番驚いたことです。今まで携帯機ドラクエで培ってきたノウハウを生かしつつ、古参ユーザーを満足させる表現もしています。さらに戦闘画面は3D・2Dを切り替え可能!自分の好きな方式でドラクエを遊ぶことが出来ます。高性能のPS4とはまったく違う、3DSの特性を上手く活かした作りは、まさにアイデアの勝利であると思います。
2つの機器での発売は、PS4は海外を、3DSは国内を意識した販売戦略でもあります。ただファンのためだけではなく、ドラクエの販路拡大をしっかりと見据えていることが分かります。これだけ多くの要素を同時に解決したのは凄いですね。
ここまでドラクエ11を絶賛してきましたが、まだまだ第一報でしかありません。本当にファンの期待に答えられるものかどうかは、ストーリーやゲームシステムなど、ハードやグラフィック以外の要素が絡んできます。しかし今回は30周年だからこそ気合が入っているのがひしひしと感じられます。いちRPGファンとして、続報を暖かく見守ってみようと思います。
【おまけ】
NXでの販売を検討していると、最後にさらりと爆弾発言をしましたね。NXが任天堂第三のハードとして売る予定であることから、現行機種とはまったく違うアミューズメント型のパターンもあるのではと思っていましたが、ドラクエが出るとすると違うでしょうね。そうなるとやはり据置と携帯の複合型が近いのか…?本当に謎なハードです。
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